薄毛やハゲを予防するために、日常生活でできる12のこと
年を重ねるに連れて、少しずつ気になってくる薄毛や抜け毛。
シャンプーしている時にごっそり抜けたりすると、「近い将来ハゲてしまうのでは・・」と気になってしまうこともありますよね。
でも、薄毛やハゲになることには、それなりに原因や要因が隠されているものです。
その部分を1つずつ改善していけば、薄毛やハゲの予防につながります。
そこで今回は、薄毛を予防するために「日常生活でできる12のこと」をピックアップしてみました。将来ハゲにならないためにも、ご一読頂ければ幸いです。
目次
1.はじめに自分自身の現状をチェック!
まずは自分自身の髪と頭皮の現状を、しっかりチェックすることが大切です。
自分では薄毛だと思っていても、第三者から見れば全然そんなことないかもしれません。その逆もまた然りですね。
このため、客観的に判断してくれる親しい家族や友人に、自分の頭を見てもらいましょう。その上で、薄毛かどうか遠慮せずに言ってもらいましょう。
一番お薦めなのは、美容師さんに聞いてみることです。美容師さんは髪のプロであり、毎日たくさんの人達の頭を見ています。
このため同年代の人達と比べて薄毛が進行しているかどうかも、しっかり判断してくれます。
2.毎日ちゃんと寝る。
髪は、夜寝ている間に成長しています。人間は起きている間は交感神経が活発に働くので、毛細血管が萎縮しがちです。このため頭皮への血流も滞りがちになります。
一方、睡眠中は副交感神経の活動が活発になり、毛細血管も開きます。血流が良くなり、睡眠中は成長ホルモンの分泌も活性化されるので、髪の毛もどんどん成長していきます。
特に夜22時~深夜2時までは睡眠のゴールデンタイムと言われており、この時間に熟睡するのがベストです。
熟睡できればストレス解消にもおおいに役立ちますし、遅くても深夜0時までは眠りにつくようにしたいですね。
3.豆乳や大豆食品を食べて、たんぱく質をとる。
豆乳や大豆食品にはタンパク質の1種である「アミノ酸」が豊富に含まれています。このアミノ酸は髪の保湿成分の構成要素であり、健やかに髪を育むために必要なものです。
また豆乳には、アスパラギン酸やグルタミン酸も含まれています。これらの成分は保水力に優れており、髪に吸着するとく性質を持っています。
さらに、豆乳や大豆食品には「大豆イソフラボン」というポリフェノールも入っています。女性ホルモンのエストロゲンと同様の性質を持っており、育毛に役立ちます。
4.不足しがちな「亜鉛」を積極的に摂取する。
近年薄毛・ハゲの原因として注目されているのが、亜鉛不足です。
体内で亜鉛が不足すると男性ホルモンが増加しやすくなり、抜け毛や薄毛が進行すると言われています。
具体的にみると、亜鉛には「5-αリアクターゼ」という物質の生成を阻害する働きがあります。この5-αリアクターゼは活性型の男性ホルモンを作り出す性質があり、髪の成長にとってはかなりの悪者です。
この悪者をやっつけてくれるのが、亜鉛なんですね。
その他、亜鉛が不足してしまうと、肌荒れやシミができたり、爪が弱くなるとも言われています。
5.紫外線から頭皮を守る
紫外線はシミやシワの原因になるだけでなく、頭皮にも悪影響を及ぼしています。
毛の製造工場である「毛母細胞」が紫外線のダメージを受けてしまうと、その働きが衰えてしまいます。この状況が積み重なれば、必然的に薄毛・抜け毛が進行してしまいます。
事実、毎日のように紫外線を浴びているサーファーは、意外と薄毛の人が多いです。毛が長いのでそうは見えない人も多いですが、頭皮を見ると毛の本数が少なくなっていたりします。
また、髪の毛の分け目から薄毛になるケースも、紫外線の原因が考えられます。
紫外線が強くなるのは、夏からではなく「春」からです。4月ぐらいからどんどん強くなり、5月と7月にピークを迎えます。まだ4月だからと言って油断せずに、春から夏まではしっかりと紫外線対策を施しましょう。
帽子は頭皮を締め付けない程度の、少しゆったりとしたサイズのものを選びましょう。
6.シャンプーはやさしく、丁寧に行う
シャンプーをする時は決して指を立てずに、指の腹を使って頭皮をマッサージするような感じで洗っていきましょう。
指を立てると、爪で頭皮を傷つける恐れがあります。急いでやると何かの拍子で頭皮を傷つけてしまうので、時間をかけて、丁寧に行うことが大切です。
また、シャンプーをよく泡立てることも大切です。泡立てることによって、毛穴の皮脂汚れも落としやすくなります。
順番は下から頭頂部に向かって洗い上げるのが基本です。指の腹で丁寧にシャンプーしたら、最後にしっかりとすすぎましょう。シャンプーの泡が頭皮に残ってしまうのも良くないです。
7.適度に運動して、全身の血行を良くする
ハゲ予防には、適度な全身運動も効果的です。薄毛の原因の1つに「血行不良」がありますが、運動することによって全身の血行を改善できます。これが頭皮にも良い影響を及ぼしてくれるのですね。
血行が良くなれば頭皮にも栄養素が行き渡りやすくなり、育毛も促進されます。
運動することによってストレス発散にもなりますし、肥満をはじめとした生活習慣病の予防にもなります。頭皮のため、そして健康のためにも、日頃から適度な運動を心がけましょう。
8.禁煙する。
だけでなく、髪や頭皮にも悪いです。タバコのニコチンやタールは、血管を収縮させる性質があります。この影響で頭皮の毛細血管に、栄養素や酸素を運びにくくなります。
必要なものが届かなければ、毛母細胞の活動も低下します。そしてやがては、薄毛やハゲになってしまいます。
ヘビースモーカーの方が突然禁煙するのは大変だと思うので、まずはiQOS(アイコス)などの電子タバコを試して、少しずつ禁煙に向けてトライすることが必要だと思います。
9.お酒は飲み過ぎない。
過度の飲酒も、薄毛やハゲの引き金となるケースがあります。私たちはアルコールを過剰に摂取すると、アセトアルデヒドという有害物質が作られます。
このアセトアルデヒドを無害な状態にするために使われるのが「システイン」です。
システインは髪の材料となる成分なのですが、アセトアルデヒドの分解で使われてしまえば、それだけ材料が不足することになり兼ねません。
さらに、お酒は穀物や果実を原材料としている場合が多く、糖分もたくさん含まれています。過剰に吸収された糖分はやがて脂肪になり、これが余計な皮脂の分泌へとつながります。
そして過剰な皮脂が毛穴に溜まってしまい、やがて角栓となって抜け毛を増やしてしまいます。
10.頭皮マッサージをする
頭皮が凝り固まっていると、血流が悪くなります。特に睡眠不足が続いていると、頭皮は固くなりがちです。
このため定期的に頭皮マッサージをして、血行を良くすることも薄毛予防に役立ちます。テレビを見ている時やお風呂に浸かっている時など、日常生活においてリラックスしている時に行いましょう。
あまり強くやりすぎると逆効果になるので、指で頭皮をやさしく動かすようなイメージでマッサージしましょう。
11.スカルプシャンプーで頭皮の状態を良くする
一般的なシャンプーは「髪を洗う」ことですが、スカルプシャンプーは「頭皮を洗う」ことを意味しています。そもそも、スカルプ(scalp)とは「人間の頭皮」のことです。
スカルプシャンプーで大切なことは、頭皮を健康的な状態にすることです。単純に余分な皮脂を取り除くだけでなく、頭皮にとって必要な皮脂を取り除かないことも考慮しています。
市販されている普通のシャンプーの場合、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性があります。
スカルプシャンプーは何となく”しっかり洗浄する”というイメージがありますが、本当はそうではありません。薄毛や抜け毛を予防し、髪が成長しやすい環境に持っていくことが、本当にスカルプシャンプーです。
美容室でもスカルプシャンプーを取り入れている所が増えているので、どんな内容なのか、美容師さんに1度聞いてみましょう!
12.定期的に髪の状態をチェックする。
髪の毛は生まれつき本数が少ない人もいれば、有り余るぐらいたくさん生えている人もいます。
このため定期的に髪の状態をチェックして、本当に薄くなっているのかどうか、自分の目で確めることが大切です。
おすすめの方法は、スマホ等で頭皮の写真を撮影しておくことです。2週間~1ヶ月おきぐらいに撮影して、変化しているか確認しておきましょう。
※もし急激に薄毛やハゲが進行している場合は、男性型脱毛症(AGA)の可能性もあります。
これは進行性の脱毛症なので、早めに手を打たなければなりません。
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13.まとめ
以上、「薄毛やハゲを予防するために日常生活でできる12のこと」を紹介させて頂きました。
大切なポイントを完結にまとめると・・
○良質な睡眠を取ること。
○亜鉛や大豆食品を積極的に摂り、栄養バランスに気をつけること。
○紫外線から頭皮を守ること。
○シャンプーは正しい方法で、丁寧に行うこと。
○できれば禁煙し、お酒の飲み過ぎにも注意すること。
○定期的に、適度な運動をすること。
さらに、頭皮マッサージやスカルプシャンプーも効果的です。
これらは育毛だけでなく、全身の健康にも役立つものです。生活習慣病の予防・改善にもつながります。
一気に全部改善するのは大変なので、できることから、1つひとつ実行に移していきましょう!
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