抜け毛が増え、薄毛が進行しやすい”悪しき生活習慣”について
男性にとって深刻な悩みである薄毛や抜け毛問題。近年では女性でも薄毛で悩む人が増えており、男女関わらず、人知れず悩んでいる人達が増えています。
なぜ、人間は薄毛になってしまうのか。そこには先天的な部分が原因となっている場合もありますが、その割合は決して大きくありません。
多くの場合、生活習慣や毎日のヘアケアによって、髪と頭皮の状態を悪化させてしまっているのです。
そこで今回は、抜け毛がいつの間にか増えてしまい、薄毛を進行させてしまう「悪しき生活習慣」や「間違ったヘアケア」についてまとめました。
もし該当する項目があったら、今日から変えていきましょう!
目次
1.細くて短く、根元が弱々しい毛が抜けたら要注意
髪の毛は一気に無くなってしまうものではなく、その前兆があるものです。
前兆に気付かず、何も対策を講じずにそのままでいると、気付いた時には「薄毛がだいぶ進行していた」というケースも少なくありません。
では、薄毛になる前兆とは一体何なのか。具体的な項目は以下の通りです。
1.抜けた髪の毛が細い。
2.抜け毛の根元(毛根付近)が弱々しく、細い。(丸みを帯びていない)
3.自分の髪の長さよりも、短い毛が抜ける。
4.髪の毛のハリやコシが無くなってきた。
これらの症状は、いずれも髪の毛周期が乱れていることを示しています。
本来であればもっと元気に生き続ける髪の毛が、その途中で抜けてしまっている可能性があるのですね。このような状態の毛が増えれば、髪の毛は少しずつ失われていき、やがて目に見てわかる「薄毛」の状態になります。
2.毛周期(髪の毛のライフサイクル)について
髪の毛の本数には生まれつきの個人差があるものの、だいたい8万~10万本ぐらい生えています。
1本1本の髪の毛には寿命があり、4~5年ぐらいかけて成長し、やがて自然に抜け落ちます。そしてその毛根部分からはまた新しく髪の毛が生え、伸び始めるわけです。
このような髪の毛のライフサイクルを「毛周期」を言い、この毛周期が正常に働いていてこそ、フサフサとした髪の状態が保たれるわけです。
この毛周期をさらに細かく見てみると、以下の3つの期間に分けられます。
〇成長期(4~5年)・・・毛母細胞が活発に働き、髪の毛をどんどん成長させる時期
〇退行期(2~3週間)・・・髪の成長が衰える時期
〇休止期(約3ヵ月)・・・成長が完全に止まり、髪が自然に抜け落ちる時期
髪が抜けた後、毛母細胞は少し休み、やがてまた新しい髪の毛を生やします。これが正常な毛周期(髪の毛のライフサイクル)です。
薄毛の状態は、この毛周期が崩れてしまっている状態です。例えば本来は4~5年ぐらい生えるはずの髪の毛が、何らかの原因で2年ぐらいで成長がストップし、抜けてしまう。このようは髪の毛が多くなればなるほど、薄毛の状態も悪化するわけです。
以下にのそんな毛周期を乱す「悪しき生活習慣」や「間違えたヘアケア」を掲載しておりますので、ぜひご一読ください。
3.抜け毛を増やす危険性ががある「悪しき生活習慣」
まずは、髪の毛や頭皮にとって良くない生活習慣からチェックしていきましょう。
1.睡眠不足、夜更かし
私たちの髪の毛は、夜寝ている間に成長すると言っても過言ではありません。ぐっすり寝ることで副交感神経が優位になり、成長ホルモンも活発に分泌されます。
そしてインシュリンと似た構造を持つ増殖因子「IGF-I」も増加し、育毛や発毛が促進されると同時に、抜け毛や薄毛も予防できるわけです。
夜ちゃんと寝ることは、疲れを取るだけでなく、髪の健康的な成長にもおおいに役立っているのですね。
2.脂っこい食品ばかり食べている
脂が多く含まれているものばかり食べていると、血液中のコレステロールが増加し、血流が悪くなります。頭皮にはたくさんの毛細血管が走っており、意外とデリケートなものです。
血流が悪くなると、髪の成長に必要なたんぱく質等の栄養素が、毛根まで届かなくなる危険性があります。
3.食事制限による行き過ぎたダイエット
食事制限によって過度のダイエットをしてしまうと、髪の成長に必要な栄養素まで運べなくなってしまう危険性があります。
摂取した栄養素というのは、まずは生命に直接かかわる部分から使われるものです。心臓を動かしたり、血液を作ったり、各臓器を稼働させたりなど、生きるために必要な部分から消費されます。
髪の毛は特に生えていなくても生命活動に直接関係ないため、後回しにされてしまうのですね。
行き過ぎた食事制限は、髪の毛を物理的に生成できない状況に追い込んでしまい兼ねません。
4.日差しが強いのに帽子をかぶらない
髪と頭皮は、私たちが感じている以上に紫外線のダメージを受けています。夏場であれば日焼け止めを顔に塗る人も多いと思いますが、頭は髪の毛が生えているから大丈夫!と言って無防備にしている方が少なくありません。
紫外線は4月ぐらいから急激に強くなり、この状態は8月ぐらいまで続きます。日頃から屋外に出る機会が多い方であれば、その紫外線ダメージは相当なものです。
そして秋にはごっそりと髪が抜けてしまい、毛周期にまで悪影響を与えてしまいます。
このため、日差しが強い日は帽子をかぶるなどして、紫外線から髪と頭皮を守るように心がけましょう。
4.薄毛の要因となる「間違ったヘアケア」
毎日の間違えたヘアケアも、抜け毛や増やし、薄毛を進行させる要因になります。このため1日でも早く改善し、頭皮と髪に良いヘアケアを実践する必要があります。以下の項目はいずれも間違えたヘアケアですので、もし当てはまる場合は改善していきましょう。
1.シャンプーが雑過ぎる
シャンプーが雑な人の特徴としては、以下のような点が挙げられます
〇爪を立てて、ゴシゴシ洗う
〇洗い残し(洗っていない部分)ができてしまう
〇すすぎも中途半端で、シャンプーが頭皮に残ってしまう
この3つは、いずれもNGです。爪を立てて洗えば、頭皮に傷がついてしまう危険性があります。
洗い残しができれば、その部分に皮脂汚れが溜まってしまいますし、シャンプーの泡が頭皮に残るのも良くないです。
シャンプーは指の腹を使って、丁寧に時間をかけて行うようにしましょう。
2.シャンプーが合っていない
頭皮の状態は人によって異なるため、自分に合ったシャンプーを選ぶことも大切です。脂性肌の方は少し洗浄力が強めのシャンプーを選んでも大丈夫ですが、乾燥しやすい人は頭皮への刺激が少ない、少し控えめな洗浄力のシャンプーを選ばなければなりません。
自分の頭皮の状態を把握し、ベストなシャンプーを選びましょう。
3.髪をちゃんと乾かさないで寝てしまう
髪が濡れたまま寝てしまうと、細菌や雑菌が繁殖する恐れがあります。これによって頭皮に炎症ができる危険性が出てきます。
髪が長いと乾かすのに時間がかかってしまいますが、出来る限りきちんと乾かしてから寝るようにしましょう。
4.朝シャンをしている
朝に時間が無いのにも関わらずシャンプーをしていると、すすぎ残しができたり、シャンプー自体が雑になってしまうケースが多いです。
また、シャンプーした後は髪と頭皮を保護するための「庇護膜」ができるのですが、シャンプーした後にすぐ外に出た場合、庇護膜ができる前に頭皮が紫外線にさらされることになります。
これによって頭皮や髪がダメージを受けやすくなってしまうのですね。
シャンプーは夜に1回、丁寧に行えば十分です。頭皮のフケや油分が気になる場合は、まずは食生活から見直していきましょう。
5.ヘアブラシ等で頭皮を叩いている
血行を良くするためのマッサージ的な役割でこれをしてしまう人もいますが、ヘアブラシで頭皮を叩くと、頭皮を傷つける恐れがあります。
血行促進のためには、指を使ってマッサージするのが一番です。頭皮をいたわるように、やさしくマッサージましょう。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。ヘアケアや頭皮ケアは学校で教わることではありませんし、社会に出てからも誰かが手解きしてくれるものでもありません。
このため我流になってしまうことが多く、それが髪の成長を阻害しているケースも少なくないです。
頭皮や髪の状態というのは、毎日の正しいヘアケアや、健全な生活習慣によって良くも悪くもなります。
もし、悪しき生活習慣や間違えたヘアケアに該当する部分がありましたら、今日この瞬間から改善していきましょう!
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