夏の海水浴と紫外線は、かなりの頭皮ダメージ!薄毛・抜け毛に要注意です。
1年の中で最も育毛剤が売れる季節を、ご存知でしょうか。
その季節とは、ズバリ「秋」なんです。
人間の頭皮は、夏の強力な紫外線によって大きなダメージを受けています。そして毛根や髪が少しずつ弱ってしまい、秋にごっそり抜けてしまいます。
そんな抜け毛の状況を察知して、男女関わらず秋に育毛剤を購入する人が多いのですね。
夏に海水浴等のレジャーによく出かける方も、要注意です。海・屋外のプールで泳いでる時、頭皮は無防備な状態です。1日中ずっと日光を浴び続けていれば、ものすごい紫外線ダメージを受けることになります。
そこで今回は、紫外線に関する基礎知識と、ダメージを緩和するためのポイントをまとめました。秋に髪の毛をごっそりもっていかれないためにも、ご一読頂ければ幸いです。
1.紫外線がお肌・頭皮にあたえる影響
地表に降り注ぐ紫外線には、UVAとUVBの2種類に大別できます。
UVAはお肌の奥にある真皮まで届いてしまう紫外線で、シミだけでなく、シワやたるみの原因にもなってしまいます。一方UVAは肌の表面の方に影響を及ぼし、日焼けの原因となるものです。シミやソバカスの要因となり、ひどい場合は炎症を起こすケースもあります。
近年は「紫外線が肌老化全般の原因になっている」という研究結果も出ています。シミ、シワ、ほうれい線、たるみなど、あらゆる肌トラブルを引き起こしてしまいます。
頭皮も皮膚の一部ですし、紫外線が頭皮に与える影響はかなり大きなものがあります。
頭皮は毛穴もたくさんあるので皮脂も分泌されやすいのですが、紫外線を浴びると酸化しやすくなります。これが毛穴への悪い刺激となり、抜け毛の原因になってしまいます。
日焼け止めはお肌には塗る人が多いですが、頭皮には使えません。どうしても無防備になってしまい、紫外線の悪影響をがっちり受けてしまっています。
このため帽子をかぶったり、タオルを頭に巻いたり、出来るだけ日陰で過ごすようにしたりなど、紫外線からお肌と頭皮を守る心がけが大切です。
2.紫外線は春から夏にかけてが一番強力!
紫外線は8月頃の真夏が一番強いというイメージがありますが、最も強いのは5月と7月という調査結果も発表されています。
3月ぐらいから次第に強くなり、7月でピークを向かえ、少しずつ弱まっていくイメージですね。8月、9月もまだまだ紫外線が強い時期なので、油断は禁物です。
特に快晴で湿度の低い日は、紫外線を遮るものがありません。その分、紫外線が強力に降り注ぎます。
ちょっとの時間でもお肌や頭皮は大きなダメージを受けてしまうので、しっかり対策を施したいですね。
3.夏の海水浴や屋外のプールも要注意!
海水浴をする時は、頭皮と髪がどうしても無防備になってしまいます。
海水には塩分が含まれており、浸透圧の影響で髪の毛から水分を奪っていきます。これが、海に入った後に髪の毛がパサつく原因です。さらに、海水には様々なミネラルが含まれていますが、これも髪には良くありません。
つまり、海水浴は「紫外線」と「海水」というダブルパンチを、頭皮に与えていることになります。
またプールの水には、伝染病や感染症などを防ぐために、消毒という名目で塩素が加えられています。この塩素も、髪にとっては良くないです。
屋外のプールであれば紫外線も加わりますし、意識的に髪と頭皮を守る必要があると思います。
4.海水浴やプールに入った後は、シャンプーを忘れずに!
海水中の塩分やミネラルが頭皮についたまま放っておくと、毛穴が詰まり、やがて抜けてしまう危険性があります。また、髪の潤い成分も奪ってしまうので、カサカサ&バサバサの髪になってしまいます。
プールに入った時も、髪と頭皮には塩素が付着しています。
このため海やプールに入った後は、丁寧にシャンプーをして、塩分や塩素、その他の雑菌等をしっかり落としてあげることが大切です。
自宅が近くにある場合は家に帰ってからでも良いかもしれませんが、自宅まで何時間もかかる場合は、海の家やプールに備え付けのシャワーを利用して、シャンプーしましょう。
また、強烈な紫外線に頭皮をさらし続けるのも危険です。
ビーチパラソルを立てて、常に日陰に入れる準備をしておくこと。大きめの帽子をかぶって、移動中も紫外線から髪と頭皮を守ることが大切です。
「紫外線から髪と頭皮を守る」と意識しているかどうかで、受けるダメージ量は大きく異なってきます。
秋にごっそりと髪の毛をもっていかれないためにも、意識して髪と頭皮を守っていきましょう!