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AGAは生活習慣病の1つ!?薄毛を招く悪しき習慣

AGAの原因は、男性ホルモンの一種であるテストステロンが、5αリダクターゼという還元酵素によってジヒドロテストステロンに変異することですが、それだけが原因ではありません。

私たちの生活習慣によっても、AGAの引き金を引いてしまうケースが多々あります。

ある意味AGAは生活習慣病の1つであり、私たちがどのような日常生活を心がけるかによって、AGAになりやすいか、またはそうでないかも決まってきます。

以下に、AGAの原因となり得る悪しき生活習慣をまとめました。

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1.睡眠不足

睡眠不足は、薄毛やAGAを招く大きな原因の1つです。

私たちは毎日きちんと睡眠をとることで、身体の疲れや体力を回復しています。徹夜をしたり、一晩で3時間ぐらいしか寝れなかったりすると、次の日にどうしても疲れが残ってしまいますよね。

髪の毛の成長は、心臓の鼓動や血液の循環など、生命の維持に欠かせないものではありません。このため栄養素を補給したりする優先順位が最後の方になっており、重要な各臓器へのエネルギー補給に行われます。

したがって睡眠不足の状態に陥ると、一番初めにダメージを受けてしまうのが髪の毛ということになります。

また、髪の毛は私たちが思っている以上に、日々ダメージを受けています。紫外線や湿度、温度、埃、チリ、煙など、直接外の空気と接する時間が長いです。

特に春から夏にかけての紫外線は要注意。頭皮は想像以上に大きなダメージを受けています。

起きている間に受けたダメージは、睡眠中に回復していきます。睡眠不足になってしまうと、日々受けている髪・頭皮のダメージを回復できません。

さらに、夜寝ている間に分泌される成長ホルモンは、髪の成長にも役立っています。

良質な睡眠は髪の毛、そして育毛にとって本当に大切なものなので、しっかり意識していきましょう。

 

2.運動不足

運動不足は肥満などの生活習慣病だけでなく、AGAを進行させてしまう可能性があります。私たちは運動すると新陳代謝が活発になり、全身の血行が良くなります。

しかし、運動不足の状態が続くと血行が悪くなり、きちんと全身に血液が巡ってくれません。

頭皮の毛根部分にある毛細血管は、とても細く、繊細なものです。全身の血流が悪くなることで、頭皮の毛細血管まで十分に血液と酸素が届かなくなる可能性があります。

髪の成長は、私たちの生命維持活動には直接的な関係がありません。このため血液循環についても、どうしても後回しになってしまうのですね。

運動不足は生活習慣病の予防にも役立ちますが、これはAGAの予防・改善にもつながります。

 

3.食事における栄養バランスの乱れ

日本は中国などのアジア諸国と比べて、薄毛になる男性が多いと言われています。

その要因の1つが、食生活の欧米化です。欧米の食事は脂肪分が多かったり、動物性タンパク質を含むものを多く摂取する傾向にあります。

このような食事を続けていると、頭皮からも過剰に皮脂が分泌されることが明らかになっています。皮脂が余計に分泌されれば、毛穴も詰まりやすくなります。これが抜け毛の原因になってしまうのですね。

また、欧米型の食事で気を付けなければならないのが、肥満です。肥満になると毛細血管への血流が悪くなるので、頭皮まで十分に栄養素が巡らなくなる恐れが出てきます。

それだけではありません。肥満の人は平均的な体重の人と比べて汗をかきやすく、これも毛穴詰まりの要因になります。

欧米型の食事は、糖尿病や高血圧症、高血糖症など、身体的な生活習慣病の原因になるものです。

和食中心の食生活に切り替えて、緑黄色野菜や魚類なども積極的に食べるようにしましょう。

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4.タバコ(喫煙)

タバコは肺がんなど、重大な生活習慣病を招くきっかけとなるものです。また、喫煙することによって血管が収縮するので、血行不良にもなります。

頭皮の毛細血管のような繊細な部分は、より影響を受けやすいことが考えられます。健康にも育毛にも良くないことなので、禁煙をするのがベストです。

急に禁煙することが難しい場合は、電子タバコがおすすめです。喫煙の疑似体験ができるので、禁煙に至る可能性も高くなります。

 

5.過度の飲酒

お酒を飲むこと自体が、悪いことではありません。問題なのは過度の飲酒”飲み過ぎ”です。

適量の飲酒であれば頭皮の血行も良くなりますし、ストレスの発散にも役立ちます。

しかし、お酒をたくさん飲み過ぎてしまうと、様々な弊害が出てきてしまいます。

私たちが飲んだお酒(アルコール)は、肝臓で分解されていきます。この時に生成されるのが、アセトアルデヒドという毒性のある成分です。

アセトアルデヒドは二日酔いの原因とされる物質で、分解酵素などの働きにより、やがては酢酸になります。しかし、その過程でビタミン類やアミノ酸が、大量に消費されてしまうのです。

その栄養素の中には、ビタミンB1や亜鉛、メチオニンやシスチンなどの発毛・育毛に役立つ栄養素も含まれています。

つまり、過剰な飲酒によって、髪の毛の成長や発毛に役立つ貴重な栄養素が奪われてしまうのですね。

またお酒の飲み過ぎは、良質な睡眠の妨げになります。育毛においても、そして身体的にも悪循環に陥るきっかけになるので、お酒は適量にすることが大切です。

 

6.血管の硬化

血管の硬化とは、血液が流れる血管が柔軟性を失い、硬くなってしまうことです。毛母細胞まで栄養素を届ける道が血管なので、血管の硬化はAGA・薄毛の直接的な原因にもなりえます。

健康診断などで悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の数値が高いと、医師から指摘されることがあります。これは動脈内にプラーク(脂質性の塊)ができやすい状況だと言えます。

プラークは血管内の障害物のようなもので、血液の流れを悪くします。すると身体は血液をちゃんと流そうとするため、血圧が上昇。やがては高血圧症になる危険性も出てきます。

また、強い圧力を受け続けた血管の壁は、少しずつ厚くなります。すると血管自体が硬くなり、柔軟性を失っていくわけです。

頭皮の毛細血管はとてもデリケートなもので、上記のような状態に陥ると、血液が十分にまわらなくなる可能性が高くなります。

コレステロール値には十分に気を付けるとともに、血管の柔軟性を高めること、そしてサラサラの血液を維持していくことも、AGAの予防・改善に役立ちます。

 

7.まとめ

いかがでしたでしょうか。食事の栄養バランスや睡眠不足、喫煙、過剰な飲酒など、薄毛を招く悪しき習慣は、本当にたくさん存在しています。

またこれらは高血圧症や生活習慣病、癌などを招く要因でもあります。そう考えると、AGAはまさに生活習慣病の1つだと言えるかもしれません。

もし当てはまる項目があったら、可能な限り、1つずつ改善していきましょう。AGAの予防に良いことは、生活習慣病の予防にもおおいにつながるのですから。

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