若ハゲを予防するために、覚えておきたい10のこと
男女問わず、若い人であれば絶対になりたくない若ハゲ。
世間では「ハゲちゃったらしょうがないじゃん!!」のような風潮がありますが、当人としては一生その頭と付き合っていくわけですから・・。
しょうがないという一言では済まされません。
そこで今回は、可能な限り若ハゲを予防するために”覚えておきたい10のこと”をご紹介します。
1.若ハゲになる原因・要因について
若ハゲとは、20歳前後から30歳代の若い時の発症する、薄毛の症状を意味しています。
なぜ、まだまだ若いこれからの時期に、若いハゲが進行してしまうのか。まずは考えられる原因・要因について見ていきましょう。
1.AGA(男性型脱毛症)が進行している
AGAは進行性の脱毛症であり、放っておけばどんどん進行していきます。今は医学の進歩により治療で進行を食い止め、無くした髪の毛を取り戻すことも可能になっています。
一般的にAGAは40代以降の中高年に発症するというイメージがありますが、必ずしも全てが該当するわけではありません。20代や30代の若い時期に発症するケースもあります。
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2.皮脂の分泌が過剰
20代の頃はまだまだ皮脂の分泌量が多いので、毛穴詰まりを起こす危険性があります。また毛穴が不潔な状態が続くと、やがて炎症を起こして髪の毛が根こそぎ抜けてしまいます。
このような事態を予防するためには、毎晩丁寧にシャンプーし、頭皮を清潔な状態に保つことが大切です。
もし大量にフケが出てくる場合は、脂漏性皮膚炎かもしれません。このため「人よりもフケが大量に出る」と感じた時は、1度皮膚科の医師の診察を受けましょう。
3.過度な食事制限(ダイエット)による栄養不足
食事から摂取した栄養素は、まず人間の生命維持のために使われます。髪の毛や爪などは人間の生命維持と直接的な関係性が少ないため、どうしても後回しになってしまいます。
このためダイエットのための過度の食事制限を続けていくと、髪の毛根細胞まで栄養素がちゃんと届いてくれません。やがて髪の毛は弱々しくなってしまい、抜けてしまいます。
さらに、新陳代謝や免疫力の低下にもつながりますし、身体と髪にとって悪いサイクルに陥ってしまいます。
ダイエットで大切なのは、必要な栄養素を摂取しつつ、余計な栄養素(過剰な炭水化物や、お菓子など)を我慢し、適度に運動することです。過度の食事制限はできるだけ避けましょう。
4.毛細血管の血行不良
頭皮の毛細血管が血行不良になる原因は、複数あります。まずストレスが溜まると自律神経が乱れ、血管が収縮します。これにより血行不良になり、頭皮まで栄養や酸素がまわりません。
また喫煙も血行を損ねる大きな要因の1つです。さらに、運動不足や脂肪分の摂り過ぎなども、血行不良を招きます。
5.睡眠不足
髪の毛が成長するのは、主に「夜寝ている間」です。また、十分に寝ることは、頭皮を柔らかくする効果もあります。
睡眠不足が続いていると、頭皮が弱ってしまい、若ハゲを引き起こすリスクが高まります。
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2.絶対に早く気づきたい「AGA(男性型脱毛症)」
典型的な若ハゲの症状が出ている場合、まず疑うべきはAGA(男性型脱毛症)の発症です。
頭頂部からハゲてきたり、おでこがどんどんハゲ上がってきた場合は、ほとんどがAGAだと思います。
AGAは「ジヒドロテストステロン(DHT)」の過剰分泌によって起こる脱毛症です。
ジヒドロテストステロンは、男性ホルモンの「テストステロン」と、酵素の一種である「5αリダクターゼ」と結合することで発生します。
ご存知のとおり、AGAは”進行型”の脱毛症であり、そのままにしておけばどんどん薄毛が進行していきます。
若ハゲの最も大きな原因であるAGAを防ぐためには、何よりも「早期発見」と「早期治療」が大切です。
定期的にご自身の髪の生え際や頭頂部をチェックし、万が一変化が見られた場合は、すぐにAGAの専門医を受診しましょう。
3.若ハゲを予防するために、覚えておきたい10のこと
では、若ハゲを予防するためには、具体的にどのようなを努めれば良いのでしょうか。覚えておきたい10のことをご紹介します。
1.日頃から頭皮や髪の状況をチェックする
AGAは健康的な生活をしていても発症することがあるので、早期発見・早期治療できるように、日頃から髪の状態をチェックしておくことが大切です。
頭頂部が薄くなっていないか、髪の生え際が後退していないか、弱々しい細い抜け毛が増えていないかどうか、抜け毛の毛根部分がやせ細っていないかなど、日頃からチェックしておきましょう。
2.良質な睡眠をとる
頭皮の健康と髪の毛の成長のためには、良質な睡眠を取ることが大切です。育毛にも関わっている成長ホルモンは、眠りについてから3時間ぐらいの間に、最も多く分泌されます。
単純に布団に入れば良いというものではなく、「深い眠りにつけているかどうか」も重要です。より深い睡眠をとれるように、寝る時の環境も整えておきましょう。
良質かつ十分な睡眠をとることは、ストレスの解消にも役立ちます。
3.食事の栄養バランスを整える
日本には美味しいものがたくさんあって時には誘惑に負けてしまいそうになりますが、食事の栄養バランスを第一に考えることも大切です。
ビタミンやミネラル、タンパク質、食物繊維など、栄養バランスが整っているかどうかを、常に意識しましょう。
外食でお肉を食べる時でも、そこにサラダがあるかどうかでは栄養バランスが全然違います。「お肉を食べたら野菜も食べる」というように、常に意識することが大切です。
また、男性ホルモンの働きを緩和し、女性ホルモンに近い働きをしてくれる「大豆食品」も積極的に食べたいですね。
4.ストレスを溜めない
ストレスは精神的にも身体的にも良くないものですが、髪の毛の成長にも悪い影響を与えてしまいます。ストレスが毛細血管を収縮させ、血行不良に陥る危険性も否めません。
しかしながら普通に社会生活を送っていれば、ストレスはどうしても溜まってしまうものだと思います。このため、自分なりのストレス解消法を見つけだし、定期的に発散させることが大切です。
5.頭皮マッサージを行う
ストレスが溜まったり、睡眠不足の状態が続くと、頭皮は固くなってきます。頭皮が固くなると毛細血管の血流も悪くなるので、これを解きほぐすための「頭皮マッサージ」もおすすめです。
最近の美容室ではヘッドスパを取り入れているところも多く、これも頭皮マッサージ効果が期待できます。また、ベテランの美容師さんなどに頭皮マッサージのやり方を伺うと、良い答えが返ってくるかもしれません。
6.育毛剤を使ってみる
育毛剤は年々進化しており、より良い有効成分を配合しているだけでなく、「どのように浸透させるか」を考えているものも増えてきました。
頭皮に害を与えていないかどうか、安全性や健康面をしっかり考えている育毛剤も多いです。どのような効能が期待できるのかを調べた上で、評判の良い育毛剤を使ってみるのも、若ハゲ予防に役立つでしょう。
ただし、AGAの場合は話は別です。すぐにAGA専門の医療機関を受診しましょう。
7.正しいシャンプーの方法を身に付ける
シャンプーは子供の頃から行うものであり、自己流をずっと続けている方も多いと思います。このため万が一間違えた方法でシャンプーをしている場合、余計な抜け毛を増やしているかもしれません。
若ハゲを予防するためには、毎日のシャンプーがとても大切です。正しいシャンプー方法を見に付けて、髪を健やかに成長させていきましょう。
8.禁煙する
タバコには発ガン性物質があり、肺ガンなどの病気を誘発させるだけでなく、毛細血管を収縮させ、血行を悪くする危険性があります。
健康だけでなく、育毛においても良くないものです。このため禁煙するのがベストですが、どうしても難しい場合はタバコの本数を出来る限り減らしましょう。
9.定期的に運動する
定期的に運動することは、生活習慣病の予防だけでなく、頭皮の血行促進効果も期待できます。運動することで全身の血流が良くなるので、毛細血管の隅々まで栄養素が届きやすくなります。
ウォーキングや軽いジョギング、水泳など、無理せずできる運動を定期的に行いましょう。
10.紫外線に気をつける
近年、シミやソバカス、シワなどの肌トラブルの大きな原因が、紫外線にあることが明らかになってきました。日焼け止めを塗れない頭皮は、私たちが思っている以上に紫外線のダメージを受けています。
4月~8月ぐらいにかけては紫外線も強力で、短い時間でも要注意です。帽子をかぶったり、できるだけ日陰に居るようにして、紫外線の悪影響を受けないように注意しましょう。
4.まとめ
若ハゲを予防するためにできることは、健康促進や生活習慣病の予防にもつながるものが多いです。
身体が健康的な状態だからこそ、髪の毛も健やかに成長できる。つまり、身体の健康を整えることは、髪の毛を育てることにもかなり役立っています。
しかし、1つだけ注意しなければならないのが「AGA(男性型脱毛症)」です。AGAは身体が健康な状態でも発症し、進行することがあります。
AGAは治療可能なものであり、悪化させないためには早期発見・早期治療が大切です。日頃からご自身の頭皮と髪の状態に関心を持ち、早期発見に努めましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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