病院の薄毛治療の内容と、診察の流れについて
・薄毛治療で病院に行きたいけれど、どんな治療が行われるか不安。
・いったいどんな流れで診察や治療が行われるのかわからない。
・薄毛治療で病院へ行く前に、どのぐらいのお金が必要になるのか把握しておきたい。
病院で薄毛治療を受けたいけれど上記のようなことが気になってしまい、行くのを躊躇されている方も多いのではないでしょうか。
薄毛治療で病院へ行くことは、風邪や腹痛などで病院へ行くのとは種類が違います。行くか行かないかは一生に一度のことであり、不安なことがあって当然だと思います。
そこで今回は、病院で行われている薄毛治療の内容や、必要となる費用の相場、診察の流れなどをご紹介します。
1.どのタイミングで病院へ行くべきか
薄毛治療で病院に行く時のタイミングは「薄毛に気付いたらスグ」がベストです。
男性型脱毛症(AGA)の場合、放っておけば薄毛はどんどん進行していきます。このためいち早く治療をスタートさせて、薄毛の進行を食い止めなければなりません。
AGAかどうかの判断ポイントやこちら↓のページでまとめておりますので、ご参考にしてくださいね。
※参考ページ:AGA(男性型脱毛症)を判断するための10個のセルフチェックポイント
一番恐いのが、「まだ大丈夫!」と根拠のない自信を持ってしまい、診察が先延ばしになってしまうことです。
先延ばしになればなるほど、薄毛の治療も困難になっていきます。糖尿病などの生活習慣病と同じように、薄毛治療も早期発見・早期治療がとても大切です。
2.薄毛治療の診察の流れ
病院における薄毛治療の診察は、基本的に以下の流れで進んでいきます。
1.予約
まずは診察(カウセリング)の予約をします。突然行っても混んでいて診察を受けられなかったり、病院によっては完全予約制のところもあります。確実に診察を受けるためにも、ネットか電話で予約してから行きましょう。
2.カウセリング
これまでの病歴やアレルギーの有無、髪について気になることなど、問診票に記入します。カウセリングはこの問診票に書かれたことを元にして進んでいきます。また、髪の状態などもチェックされます。
3.治療の必要性を判断
専門医により、治療が必要かどうか判断されます。AGAだと判断された場合は治療が必要になりますし、そうでない場合は治療の必要なしと判断されるケースもあります。
4.治療方針の決定
治療が必要だと判断された場合は、どのような治療を進めていくか、治療方針が決められていきます。具体的な治療方法や費用についても説明されるので、もし不明点があればしっかり確認しておきましょう。
すぐに治療するかどうか迫られるわけではなく、一度家に帰ってゆっくり考えさせてくれるケースが多いです。
5.初診
薄毛治療を受けると決心したら、今度は詳しく診察を行います。各種検査や頭皮の写真撮影など、本格的な治療をスタートさせるための準備に入ります。
6.治療スタート
薄毛治療がスタートします。薬が処方されることが多いので、その用途などもきちんと理解しておくことが大切です。
3.薄毛治療の具体的な内容
病院で行われる薄毛治療は、内服薬、外用薬、ヘッドスパ、植毛、育毛メソセラピーに大別できます。1つひとつ見ていきましょう。
1.内服薬
薄毛治療のメジャーな方法です。薄毛の進行をストップし、髪が育ちやすい頭皮環境を整えていきます。
2.外用薬
頭皮に有効成分を塗っていきます。内服薬と併用されるケースが多いです。
3.ヘッドスパ
頭皮の毛穴に詰まった皮脂や汚れを落とし、育毛に適した頭皮環境へと導いていきます。頭皮がすっきりと綺麗になるだけでなく、血行促進の効果も期待できます。
4.植毛
健康な部分の自分の髪の毛を、薄い部分に植える手術を行います。一度植えることで、その髪は抜けては生えるというヘアサイクルを取り戻せます。このため、自分の髪と全く同じように扱うことができます。
5.育毛メソセラピー
フィナステリドやミノキシジル、ビタミン類、成長因子など、発毛に有効な成分を頭皮に直接注射する治療法です。
4.薄毛治療の費用はどのくらいかかるか
AGA(男性型脱毛症)の病院での治療は、健康保険が適用されません。「病気を治す」というよりは、「見た目を良くする」という美容整形の分野に近いと判断されているので、残念ながら保健適用外となっています。
このため治療にかかる費用は、基本的に全額支払わなければなりません。
そして病院で行う薄毛治療は、その治療方法によって大きくことなってきます。1つひとつの治療方法において、費用の相場を見ていきましょう。
1.内服薬(飲み薬)の費用
有名な内服薬として「プロペシア(フィナステリドが有効成分)」がありますが、この薬の相場は1ヶ月で7千円~1万円ぐらいです。
ただし、ジェネリック薬品を利用する場合は、2千円前後で済む場合もあるようです。
2.外用薬(塗り薬)の費用
外用薬の有効成分として主に採用されているのが「ミノキシジル」です。この成分が配合した外用薬を頭部に塗布していくわけですが、費用の相場は1ヶ月で3千円前後~8千円ぐらいです。
3.植毛の費用
治療を行うクリニックによって料金は違ってきますが、相場は1本につき300円~千円ぐらいです。このため500本の植毛手術を受けた場合、単純計算で15万円~50万円ぐらいかかります。
本数が多ければ多いほど1本あたりの料金が響いてきます。
4.育毛メソセラピーの費用
費用の相場は、1回の治療で3万円~4万円ぐらいだと言われています。これはあくまでも相場であり、使用する薬品によってはもっと高額になるケースがあります。
5.薄毛治療の病院を選ぶ時のポイント
薄毛治療の病院を選ぶのは、おそらく一生に1度あるかないかだと思います。そこで以下に、後で後悔しないための病院選びのポイントをまとめました。
1.料金体系が明確かどうか
まずは料金面の部分です。それぞれの治療にかかる費用が、明確に示されているかどうか。後で追加請求がないかどうかなど、しっかりチェックしておきましょう。
2.薄毛治療の実績が豊富
薄毛治療の実績が豊富なクリニックは、オフィシャルサイトで患者さんの声を掲載しているケースが多いです。また、「薄毛治療実績5000人以上!」などと数字を明記しているところもあると思います。
実績が豊富なドクターは、様々な症例や頭皮の状態を見てきています。判断力にも優れているので、実績が豊富かどうかも大切です。
3.丁寧に対応してくれる
受付や電話での対応が丁寧かどうか、カウセリングもしっかり話を聞いてくれるかどうかなど、親切に対応してくれるかどうかも大切なポイントですね。対応がお粗末な場合、その先の治療も不安になってしまいます。
4.予約制度の有無
予約制が導入されているクリニックでは、基本的に待ち時間なく診察や治療を受けられます。一人ひとりの来院者に対してしっかり対応してくれるので、予約制の病院がおすすめです。
5.自宅から遠くない
薄毛治療は、定期的に病院に通わなければなりません。1回通って終わりではないので、今後のことを考えて「通い場所にあるかどうか」も押さえておきたいポイントですね。
6.まとめ
病院での薄毛治療は「敷居が高い」とか「なんとなく受けづらい」と思っている方も多いと思います。
しかしながら診察の流れや薄毛治療の内容を見てみると、意外と自由度が大きく、敷居が低いことがお解かり頂けたのではないでしょうか。
病院で行われる薄毛治療の内容は、内服薬、外用薬、ヘッドスパ、植毛、育毛メソセラピーなどがあります。どの治療が採用されるかは、医師の判断だけでなく、患者さんとの相談の上で決められていくものです。
勝手に高額な料金が請求されるわけではないので、「薄毛が進行しているかも?」と感じたら、まずはカウセリングを受けた上で判断することが大切なのではないかと思います。
髪のことで悩む前に、まずは気軽に相談してみましょう!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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