髪の静電気はなぜ起きる?原因と除去方法について
静電気のせいで、髪がどうしても広がってしまう・・・。
静電気による髪のトラブルは、たくさんの女子が経験するものですよね。
ニットを着たり、マフラーを巻いたりすると、静電気が発生して髪がボサボサに。一度乱れると戻すのも大変ですし、出来れば予防したいものです。
そこで今回は、髪に静電気が起きる原因や除去方法、さらに予防するための対策についてまとめました。
・髪が広がる
・髪が絡まりやすい
・髪が顔に張り付く
・髪の毛が静電気で逆立ってしまう
・頭がぺったんこになりがち
など、「静電気が原因かも?」と思われる時は、ぜひ参考にしてくださいね。
静電気を上手に除去、そして予防して、乾燥による冬のイライラから解放されましょう!
静電気とは、そもそも何なの?
静電気は髪だけでなく、ドアノブに触れたり、衣服を脱いだりする時にも発生するものですが、そもそも静電気とは何なのでしょうか。
その正体を理解するためには、まず始めにプラスとマイナスの電気の特性を知る必要があります。
私達の体を含め、世の中の全ての物質には、プラスとマイナスの電気が存在しています。
通常であればこのプラスとマイナスの電気は釣り合った状態にあるのですが、何らかの原因でお互い(プラスとマイナス)の電気量の割合が崩れてしまうと、静電気が発生するのです。
電気は水を通しやすいという性質があるため、湿度が高い場合、身体や物質で発生した静電気は、自然と放電されていきます。
しかし、空気中の水分が減って湿度が低くなると、静電気が放電しにくくなるのです。
冬は湿度が低く、空気が乾燥しがちです。このため、冬になるとどうしても静電気が発生しやすくなってしまいます。
一般的には、静電気が湿度が20%以下で、気温が低くなると発生する可能性が高まります。
電子基板を内臓した機器を製造している工場などでは、静電気は大敵です。このため湿度管理は徹底して行い、静電気の発生によって製品が壊れるのを防いでいます。
髪に静電気が発生する原因
一体なぜ、髪に静電気が発生してしまうのか。具体的な原因としては、以下の5項目が挙げられます。
1.空気が乾燥している
髪に静電気が発生する大きな原因は、空気の乾燥です。
上の項目の静電気が発生する理由でも書かせて頂きましたが、空気中の水分が減ってしまうと、どうしても静電気が起きやすくなります。
冬は特に室内が乾燥しやすく、髪だけでなく手指で何かに触れた時にも静電気が発生しがちです。
2.衣類の摩擦
セーターを着る時に静電気を感じた事がある方はたくさんいらっしゃると思いますが、衣類を着たり、脱いだりする時も静電気が起きやすいです。
衣類の素材としては、ナイロンやウール、ポリエステルなどは静電気が発生しやすいと言われています。
服を着たり、帽子を被ったりする時は静電気でヘアスタイルが崩れてしまう時があるので、まずは衣類を身に付けてからヘアスタイルを整えた方が良いでしょう。
3.髪の毛が傷んでいる
髪のキューティクルが失われていると、水分が逃げてしまいがちです。このため髪が乾燥し、静電気の原因になります。
4.ヘアブラシの素材
ヘアブラシには様々な物がありますが、素材によって静電気の起きる可能性が異なります。天然の毛や木製のブラシは、静電気が発生しにくいです。一方、プラスチック製のヘアブラシは、静電気が起きやすいと言われています。
5.体内の水分が不足している
私達の身体に含まれている水分は体重の6割程だと言われていますが、体内で水分が不足している時も、静電気が発生しやすくなるそうです。小まめな水分補給は身体のためだけでなく、静電気の予防にも役立ちます。
髪に静電気が発生しやすいのはどんな時?
髪の静電気は、どんな場面で発生しやすいのでしょうか。具体的な状況や場面は以下の通りです。
〇エアコンの暖房をつけっぱなしにしている
室内の暖房は部屋を暖めてくれる頼もしい存在ですが、知らず知らずのうちに空気を乾燥させてしまいます。乾燥はまさに、静電気の大敵です。加湿器を設置したりなど、何かしらの対策が求められます。
〇髪のキューティクルが損なわれている
髪をコーティングしているキューティクルが損なわれていると、そこから水分が失われ、静電気が起きやすくなります。
髪の毛で発生する静電気の除去方法
それでは、髪の毛で不意に発生してしまう静電気の除去方法について見ていきましょう。静電気除去のキーワードは、何といっても「保湿」です。
1.髪の保湿を心がける
静電気は湿度に弱いです。このため髪を保湿することで、静電気を除去することが可能です。トリートメントは保湿成分がしっかり配合されているものを選び、髪の保湿を心がけましょう。
2.霧吹きを使って潤す
即効性のある静電気の除去方法が、霧吹きを使って髪を潤す方法です。霧吹きに水を入れて軽く吹き付けるだけでOKなので、簡単にできます。
3.部屋の湿度を上げる
加湿器を使って部屋の湿度を高めることも、静電気を除去する有効な方法の一つです。加湿器が無い場合は、洗濯物を部屋干しするのも効果的です。
4.お風呂でトリートメントをしっかりつける
髪はダメージを受けると、静電気を起こしやすくなります。お風呂でトリートメントをしっかり行い、髪のキューティクルを整えることで、静電気を予防することが可能です。
5.天然毛のヘアブラシを使う
プラスチック製のヘアブラシは、髪に静電気を発生させる原因になります。可能であれば天然毛のヘアブラシを使い、静電気を予防しましょう。
6.オーガニックワックスを髪につける
髪の毛の静電気を予防する方法として有効なのが、髪に直接オーガニックワックスを付ける方法です。髪の毛が潤い、まとめやすくなります。
ハンドクリームをつけるという方法もありますが、ベタ付いてしまう商品も少なくありません。髪をしっかりまとめたい時は、オーガニックワックスの方が良いでしょう。